直近情報から一部のデータ・グラフを更新。2018/7/20
(上記までの追記・更新記録は割愛)
初回公開日:2014/5/13
必要なときに直ぐに見れるように、資料の引用やリンクをまとめておきます。
目次 (ページ内リンクが付いています)
1.人口推計による総人口その他 (1) 人口推計とは
(2) 人口推計(国勢調査データ)
(3) 出生数と死亡数、合計特殊出生率の推移 (人口動態統計)
(5) 要因別人口増減数の推移
(6) 高齢者(65歳以上)の総人口に占める割合の推移
(7) 新成人人口及び総人口に占める割合の推移
2.人口ピラミッド3.今後の総人口の予測、人口の推移と推計4.平均寿命、死亡のピーク年齢、健康寿命 (0) 平均寿命とは
(1) 男女の平均寿命
(2) WHO発表データー
(3) 平均寿命と現在の死亡ピーク年齢の比較
(4) 健康寿命とは:日常生活に制限のない期間
5.上記以外のいろいろなグラフが掲載されている資料6.国勢調査速報値による都市のデータ (1) 都道府県別の人口・人口密度グラフ
(2) 政令指定都市(20市)+東京特別区部の人口
.1.人口推計による総人口その他
(1) 人口推計とは
総務省総計局が発表。
5年ごとの国勢調査を基礎として、その後の毎月の出生・死亡・出入国(転入・転出)を加減して算出された推計値をもととした人口数。
この数字には外国人も含まれている。
ただし、下記を除く
(1) 外国政府の外交使節団・領事機関の構成員(随員を含む。)及びその家族
(2) 外国軍隊の軍人・軍属及びその家族毎月1日現在と毎年10月1日現在(発表は翌年の4月中旬)の人口推計がある。次回の国政調査人口と一致するとは限らないため、後から補正される。
(2) 人口推計(国勢調査データ)
| 人口推計(国勢調査データ) 2015/10/1現在 |
日本人 | 125,319 千人 | 98.6% | 前回(2010)比、1075千人の減少 |
男性 | 61,023千人 | | |
女性 | 64,297千人 | | |
外国人 | 1,776 千人 | 1.4% | 前回(2010)比、104千人の増加 |
男性 | 819千人 | | |
女性 | 956千人 | | |
合計 | 127,095 千人 | 100% | 前回(2010)比、953千人の減少 |
男性 | 61,842 千人 | 48.6% | |
女性 | 65,253 千人 | 51.4% | |
我が国の人口は
1億2710 万人(世界で10 番目)、人口密度は
341人/km2(世界平均の6.0 倍)。
本エントリーの一番下に、国勢調査速報値による都道府県別の人口・人口密度グラフを掲載しました。【参考】
★
世界と主要国の将来人口推計「本川裕さんのサイト、社会実情データ図録」
2015年の実績で73.5億人。2100年には112.1億人に。2022年にはインドが中国を抜いてトップに。また現在世界10位の日本は2100年には第30位と大きく低下。 ★
人口の超長期推移(縄文時代から2100年まで)「本川裕さんのサイト、社会実情データ図録」
日本における人口の超長期推移は、大きく見て、増加と停滞の時期を何度か繰り返してきた。近代の人口爆発は21世紀に入り一転して減少へ。 
外国人人口(175万2368人)を国籍別にみると、
中国が51万1118人(外国人人口の29.2%)と
最も多く、
次いで、
韓国,朝鮮が37万6954人(同21.5%)、
フィリピンが17万2457人(同9.8%)、
ブラジルが12万6091人(同7.2%)など
(3) 出生数と死亡数、合計特殊出生率の推移 (人口動態統計)
毎年の
人口動態統計は
厚労省が、12月に推計、6月に概数、9月に確定数、を発表。これは、日本において発生した日本人の事象。

2017年の概数と人口に対する比率は、死亡が134万4000人(人口千対10.8)、出生が94万1000人(人口千対7.5)。
2007年以降、継続的に死亡数が出生数を上回り、人口減少時代に入っている。(2005年に初めて死亡数>出生数)
【参考】 本川裕さんのサイト 社会実情データ図録に、人口千人当たりの出生数及び死亡数のグラフがあります。
出生率と死亡率の長期推移 合計特殊出生率の推移2016年の合計特殊出生率は
1.44(前年-0.01)で、2005年の1.26を底にゆるやかな上昇に転じている。
合計特殊出生率(期間合計特殊出生率)とは、その年次の15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、
1人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子ども数に相当する。
(実際に1人の女性が一生の間に生む子ども数はコーホート合計特殊出生率である。)【参考】本川裕さんのサイト、社会実情データ図録に、
合計特殊出生率の推移(日本と諸外国)があります。
(5) 要因別人口増減数の推移
自然増減=出生数-死亡数
社会増減=入国者数-出国者数
社会増減の内訳では、日本人は4年連続の社会減少,外国人は2年連続の社会増加。
【参考】
★
日本及び主要国の人口増加率・人口動態「本川裕さんのサイト、社会実情データ図録」
(6) 高齢者(65歳以上)の総人口に占める割合の推移
平成29年では、
日本:27.7%は世界で最も高く、次いでイタリア:23.0%、ドイツ:21.5%、ポルトガル:21.5%、フィンランド:21.2%、など。
なお、日本の
90歳以上人口が初めて200万人を超えたが、90歳以上人口の
総人口に占める割合は1.6%で、アメリカ:0.8%の約2倍。

(7) 新成人人口及び総人口に占める割合の推移
新成人(平成9年(1997年)生まれ)は
123万人(前年と同数)、総人口に占める割合は0.97%、男性は63万人、女性は60万人、
.2.人口ピラミッド

【参考】
★
人口ピラミッドの推移(1920~2060年)~今や通用しない旧き時代に始まった旧き社会保障制度「社会保障と財政について考えるBlog by 石川和男」2013/12/9
★
各歳表示の人口ピラミッド「本川裕さんのサイト、社会実情データ図録」
2重独楽型のピラミッド。戦争等による出生減が各歳人口の変動に影響を残す。
.3.今後の総人口の予測、人口の推移と推計
長期的な推移(独自グラフ)


将来予想は、
日本の将来推計人口 平成29年推計(国立社会保障・人口問題研究所 2017/7)の
出生中位・死亡中位仮定による推定結果。
この推定データは、国勢調査結果の公表に合わせて5年ごとに発表。平成29年推計は戦後15回目。9つの推定データがある(出生3仮定(低・中・高)×死亡3仮定(低・中・高))
● 2050年に日本の人口は約1億人まで減少する見込み。
● 今後、生産年齢人口
(15~64歳)比率の減少が加速。

出典:環境白書H29年版
【関連エントリー】 ★
若年女性人口割合の2040年推計、市町村別、消滅可能性都市? .4.平均寿命、死亡のピーク年齢、健康寿命
(0) 平均寿命とは
この1年間の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、
0歳の者があと平均何年生きられるかを示した数。0歳の平均余命。生命表から得られる。
定義を表した図を引用します。
【生存曲線と平均寿命】
これは、男女別に各年齢の人口と死亡数を基にして計算されており、その値は現実の我が国の年齢構成には左右されず、死亡状況のみを表している。
詳細説明は
厚労省の用語の解説にあります。
生命表は厚労省が日本にいる日本人について、「簡易生命表」と「完全生命表」の2種類を作成・公表している。
「簡易生命表」は、10月1日現在の人口推計などによる人口と人口動態統計月報年計(概数)による死亡数、出生数を基に毎年作成(発表は7月末)。
「完全生命表」は、5年に1度、国勢調査による人口(確定数)と人口動態統計(確定数)による死亡数、出生数を基に作成(発表は国勢調査の翌々年の5月末)。国勢調査年については、まず「簡易生命表」を作成し、国勢調査の結果(確定数)の公表後に「完全生命表」を作成。
(1) 男女の平均寿命
2017年で、女は87.26 年、男は81.09 年

【参考】
★「ガベージニュース」
日本の平均寿命の推移をグラフ化してみる(2017年)(最新) ★
寿命の伸びの長期推移(対米比較)「本川裕さんのサイト社会実情データ図録」
(2) WHO発表2016年データー
女性:87.1歳で1位、男性:81.1歳で2位出典:
平均寿命ランキング・男女国別順位(MEMORVA 2018/8/25)
(3) 平均寿命と現状の死亡ピーク年齢の比較
死亡数のピーク(2017年の実データ)

(4) 健康寿命とは:日常生活に制限のない期間
平均寿命と健康寿命の推移 2016年の平均寿命/健康寿命、不健康期間は
男81.0歳/72.1歳、8.8年
女87.1歳/74.8歳、12.3年
高齢者は元気になっている高齢者の体力・運動能力はこの10年強で約5歳若返っている。

歩行速度については、2006年までの10年で約10歳若返ったとのデータ
.5.上記以外のいろいろなグラフが掲載されている資料
★
自治体戦略2040構想研究会(第1回 2017/10/2)
★我が国の人口動態
厚労省の人口動態調査のページの一番下にあります。
.6.国勢調査速報値による都市のデータ
(1) 都道府県別の人口・人口密度グラフ
青い棒グラフは人口、オレンジの棒グラフは人口密度(人/km2)
左端数字は人口密度ランキングで、200人/km2以下の18道県を赤マーク
次の数字は人口ランキングで、100万人以下の9県を赤マーク
国勢調査速報値2015/10/1現在


東京都が1351万4千人と最も多く,全国の10.6%を占めている。次いで神奈川県(912万7千人),大阪府(883万9千人),愛知県(748万4千人),埼玉県(726万1千人),千葉県(622万4千人),兵庫県(553万7千人),北海道(538万4千人),福岡県(510万3千人)などと続いている。
人口上位9都道府県を合わせると6847万3千人で,全国の5割以上(53.9%)を占める。
また,東京圏(東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県)の人口は3612万6千人で,全国の4分の1以上(28.4%)を占めており,5年前に比べ50万8千人増加している。
一方,最も少ないのは鳥取県で57万4千人となっている。
出典:
平成27年国勢調査 人口速報集計結果 全国・都道府県・市町村別人口及び世帯数 結果の概要(2) 政令指定都市(20市)+東京特別区部の人口
国勢調査速報値2015/10/1現在

東京都特別区部が927万3千人と最も多く,次いで横浜市,大阪市,名古屋市,札幌市,福岡市,神戸市,川崎市,京都市,さいたま市,広島市,仙台市と続いており,これら
12 市が人口100万以上。
【参考】
●
日本の人口 1億 2730万人の内訳 (Chikirinの日記 2016/4/2)
●
埼玉大学教育学部 谷謙二研究室 人口増加率マップ(2010~2015年)
●
国土計画:1km²毎の地点(メッシュ)別の将来人口の試算について( 国土交通省)
●
日本の地域別将来推計人口(平成25(2013)年3月推計)国立社会保障・人口問題研究所