表記について、
2011/9/30のエントリーに纏めてましたが、追記して新規エントリーにしました。
早川教授による分析から始まり、色々なモデルがありましたが、収斂してきたようです。1.最新情報(だと思います)
●日本学術会議 東日本大震災復興支援委員会 放射能対策分科会の2012/4/9付
提言 放射能対策の新たな一歩を踏み出すために―事実の科学的探索に基づく行動を― この資料の37ページにある図です。
図 A3-1.モデルによる放射性プルームの経路と沈着過程の概略。マップは航空機モニタリングによるセシウム137 の沈着量分布を示す。(
JAEA 公開ワークショップ資料(2012) を一部改変して作成*1した。)
2.シミュレーションなので、現時点でも色々な考察があるようです(今も継続中の模様)
森口祐一東大教授(@y_morigucci)と早野龍五東大教授(@hayano)の会話から始まり、(HMしか判らないが)色々な方々が参加してます。
その中から、
上記の一番目の資料は
公開ワークショップ「福島第一原子力発電所事故による環境放出と拡散プロセスの再構築」2012/3/6
二番目の資料は
パネルディスカッション資料 これらの資料は、
1項の図の注釈*1にも記載のものです。この中から、
【スライド9】4名の専門家の考察のまとめ
【スライド2】4名の専門家の考察の一部
陸上、海上、領域外、の沈着比率もあります。
(つぶやき)
これらのシミュレーションは、粒径を仮定した仮想的な粒子(直径0.4 μmから20 μmまでモデルによって異なる)により輸送・拡散過程が計算されているようです。
一方、大気中の放射性セシウムの存在形態についても、新しい説が出てきており、今後、シミュレーションの精度が高まるかも知れませんね。 ●大気中の放射性物質の挙動(フォールアウト時、再浮遊時、現状) 森口教授の説明
湿性沈着、乾性沈着の説明は既エントリーにあります
●大気中の放射性物質の挙動(フォールアウト時、再浮遊時、現状) その後も関連する論議は続きます
●Togetter
「3月15日午前6時以前の放出と拡散の解明も大切」(by @y_morigucciさん)
どの様な放出があり、何処にいつ沈着したか?は、甲状腺被ばく量の算定にとって重要なファクターです。
参考:
●Project HAYANO3.名古屋大 山澤弘実教授の“放射性プルームの動き”
(
記録として残しておきます)
朝日新聞2011/10/24
●放射能、2ルートで関東に セシウム汚染図12都県分
4.群馬大「早川由紀夫の火山ブログ」
(
記録として残しておきます)
2011/11/13
汚染ルートとタイミング(11月13日改訂) 2011/9/30
汚染ルートとタイミング(9月30日改訂) 2011/7/13
フクシマ放射能汚染ルートとタイミング(7月5日版) 【2011/12/9追記】(本エントリーの内容から外れますが)
早川教授の一連のツイッター発言と処分後の強弁には、呆れてものも言えません。
我々の納税が彼の給料の原資になっている事を思うと、・・・
●「大槻義彦のページ」2011/12/12
教授の言動 に100%同意。
初期に、汚染ルート情報を提供された功績とは、別問題です。
個人的メモ
●「KEK 放射線科学センター」
福島第一原発事故直後の福島県中通りにおける放射性物質の飛散状況はどのようなものだったか