東日本大震災で海外各国から頂いた義援金、支援金について
既エントリーに掲載しましたが、さらに情報を追加してまとめておきます。
素人がまとめたものですので、誤りなどありましたら、ご指摘ください。
1.外務省は金額を公表していない。
諸外国等からの物資支援・寄付金一覧(10/17)
ここには、
『126の国・地域・機関から物資・寄付金を受領(物資:63,寄付金:93(総額約175億円以上)』
『
外国政府等からの物資支援・寄付金をまとめたもで、
民間団体や個人からの支援は含まない』
とあるが、個別金額は判らない。
2.義援金、支援金の流れ
(出典は
こちらから)
“義援金”と
“支援金”の違いに注意。
*1:よく
“義援金窓口4団体”と言われるが、日本赤十字社、中央共同募金会、NHK、NHK厚生文化事業団、との事。(3,4番目は図に記載なし)。さらに(図に記載がないが)各報道機関も窓口。
【注記】
日経記事によれば、
被災者に現金を直接分配する義援金制度だが、実は世界でも珍しい仕組みだ。諸外国での支援の主軸はあくまでも物資だ。ハイチやインドネシア・スマトラなど過去の被災地でも、世界中から集まった寄付金は原則として支援物資に形を変えて配布されてきた。「発展途上国などで現金を配るとトラブルのもとになる」(国際支援組織の関係者)との指摘もある。
一方、日本では「現金で支給し、被災者のニーズにあったものをそれぞれ購入してもらった方が良いという考えが強い」という。
3.“支援金”、日本赤十字社ルート(日赤では“海外救援金”と言っている)
(1) 日赤が海外からの“支援金”を公表している。 上図の
茶矢印ルートの一つである。
海外救援金受付状況(10/12速報)←このページの『内訳はこちら』をクリック(直リンクは開くのに時間が掛かるようなので、しませんでした。)
92か国・地域・機関から
536億円(受付協定済みを含む)
1位:アメリカ 約211億円
2位:台湾 約 61億円
3位:ドイツ 約 32億円
1億円以上をグラフにした。
(2) 日赤での使用用途を予算で公表している。予算総額:
529.9億円 項目として最大のものは、避難所・仮設住宅の支援「生活家電6点セット、暑さ寒さ対策、こころのケア事業、コミュニティバスの運用など」。
東日本大震災・復興事業計画(
海外救援金による予算)
(出典は
こちらから(11/4版))
4.“義援金”および、日赤ルート以外の“支援金”は、個別の記事でないと判らない。
(1) “義援金”の一例
●産経3/31
台湾の仏教団体が4千万円 岩手に義援金 (2) “義援金”の一例
●産経3/18
ブータン国王が100万ドルの義援金 ブ-タン ワンチュク国王夫妻からの励まし
出典エントリーは●ブータン国王から頂いた感動・感銘
(国会演説で)
「我々の物質的支援はつましいものですが、我々の友情、連帯、思いやりは心からの真実味のあるものです。」
(福島で)
「今回の訪問の重要な目的の一つは被災者の人々と心を一つにすることです」
国王は生徒らに「竜は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長します。だから、私たちは日増しに強くなるのです」
「1人1人の人格を養ってください」
王妃は「今日の絆を大切にし、また戻ってきたい。そのときは日本語を勉強してもっと…」
(3) “義援金”の一例
世界のセブンイレブンでの募金 世界11カ国店舗 義援金
●『東日本大震災義援金』3 回目の寄贈ご案内 (6/13)
義援金合計 約4億2,551万円
1位:台湾 3億368万円(4753店舗)
2位:アメリカ・カナダ 6,534万円(6636店舗)
3位:タイ 1,600万円(5962店舗)
(4) 直接届けられた“支援金”の一例
●ベルギーの個人の善意が相馬市「教育復興子育て基金」に つぶやき
ひたすら感謝! ご厚意をわすれません。 【個人的メモ】
●まぐまぐニュース!2015/12/16
ありがとう台湾!被災した宮城の病院が台湾からの義援金22億円で再建 ●NAVER まとめ
「元気です。ありがとう台湾」日本の「感謝広告」が台湾の教科書に!●2013/3/10 Twitter
●「櫻井よしこ」2012/8/9
美智子さまが深められた日台の絆 ●「櫻井よしこ」2012/3/24
多大な支援を送ってくれた台湾に非礼で応えた外務省と民主党●MSN産経ニュース2011/5/3
【東日本大震災】「ありがとう、台湾」日本の有志6000人、地元2紙に広告