多くの方々が作成されています。

その中から
4点を紹介します。それぞれに特徴がありますので、ご自分にとって使いやすいもの、ニーズに合ったものを見つけると良いと思います。
(さらに良いもので、ブログ主が見逃しているものもあるかも知れません)
1. 「放射線が目にしみる」ベクレル→シーベルト計算機を作ってみました ●対応核種:ヨウ素131、セシウム137、セシウム134、ストロンチウム90
●経口摂取のみですが、シンプルで使いやすい。
2. ベクレルとシーベルトの変換:社会情報リテラシー講義付録 ●対応核種:ヨウ素131、セシウム137、セシウム134
●『換算基準』を次の3つから選ぶ。
・ICRP Publication 72
・原子力安全委員会
・ECRR 2010 Recommendations
●次に各基準に応じた『年齢』(0歳~成人)と『摂取パターン』(経口or吸入)を選択する。
3. 「高精度計算サイト」放射能の内部被曝線量(経口) ●対応核種:ヨウ素131、セシウム137+134
●使いこなすのに、少々、馴れる必要がある。
●自分で設定する期間の一覧表が作れる。
●結果の保存、エクセルへの貼り付け、などができる。(サイトの中のよくある質問を参照)
●吸入摂取は、別メニューでサイドバーから選択する。
4. ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算 ●対応核種:ヨウ素131、セシウム137、セシウム134、ほか色々多数。
●成人の経口摂取のみだがシンプル。
●当ブログでは初期の頃からリンクしていましたので継続してリンクします。
【補足説明:実効線量係数とは】 摂取した放射性物質の放射線を出す能力(ベクレル)から、内部被ばくの影響度合い(シーベルト)を換算する係数。
核種の違い、核種が出す放射線の違い、物理的半減期、生物的半減期、年齢層による感受性の違い、人体の中での生物動態などの
ファクターを全て反映して、50年間(子供の場合は70歳まで)の影響(リスク)として換算するのが実効線量係数である。以上は
こちらから引用(
ここは、読み飛ばしても良い情報です)
【各サイトが採用している
実効線量係数についての補足】
実効線量係数の出典をメモ的にまとめました。出典によって数値の一部に違いがあるようですが、
結果のシーベルト値の有効数字は1桁~2桁位の感覚を持つのが良いので、実用上の違いはないと思います。
(1) 緊急被ばく医療研修のホームページ ベースはICRP Publ.72、複数の値が示されている核種についてはそのうちの一番大きな値
(2) 緊急時における食品の放射能測定マニュアル(平成14年3月 厚生労働省)の36ページ別表4「経口摂取による実効線量及び甲状腺等価線量への換算係数」
ICRP-56(1989),-67(1993),-69(1995),- 72(1996)より引用。一部はICRP-72(1996)及び「環境放射線モニタリングに関する指針」(平成12 年8 月一部改訂2000)を基に年齢補正を行った試算値。
(3) 『環境放射線モニタリング指針』2008年3月(原子力安全委員会)の45ページ〔表I-1〕~ 〔表I-7〕
(4) ICRP Publ.72(ICRP Publication 72: Age-dependent Doses to Members of the Public from Intake of Radionuclides: Part 5. Annals of the ICRP, 26(1), 1996.)
これは有料で入手する様です。英文のみらしいです。
【関連エントリー】●【改定】核分裂、放射線、ベクレル(Bq)とシーベルト(Sv)、人体への影響