ポストさんてん日記

放射線・エネルギー・環境・化学物質・食品などの情報をアーカイブしたり、医学分野の素人勉強をノートしたり、です。 リンクはご自由に。

忽那賢志先生発信の新型コロナ記事へのリンク集

[ 2021/04/03 (土) ]
情報が増えたので、他エントリー新型コロナ、第1波・第2波・第3波の比較、インフルエンザとの比較から切り出して単独化しました。
ほとんどが忽那賢志先生の発信ですが、一部、他先生の発信もあります。

目次

1.変異株関連 2021/3/13
2.次項以降以外の個別情報 2021/4/3
3.治療薬、ワクチン、免疫関連 2021/3/7
4.マスク関連 2021/2/13
5.PCR検査・抗体検査・抗原検査関連 2020/12/19
6.メディア・報道関連 2020/12/22

(以下、新しい順)
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1.変異株関連

フィリピン変異株の特徴は?イギリス、南アフリカ、ブラジル変異株の特徴や国内での状況は?変異株Q&A(忽那賢志Yahoo個人2021/3/13)

変異株の種類とその特徴0313


新型コロナ変異株と再感染リスク、ワクチン効果との関係 現時点で分かっていること(忽那賢志Yahoo個人2021/2/7)
再感染やワクチン有効性低下の懸念も 南アフリカやブラジルの変異株の何が問題なのか(忽那賢志Yahoo個人2021/1/24)
国内で経路不明の感染例も イギリスの新型コロナ変異株の現在の状況は?(忽那賢志Yahoo個人2021/1/23)
英在住の専門家に聞く“変異ウイルス”の特徴は?(小野昌弘テレ朝news2021/1/5)
イギリスと南アフリカ、それぞれの新型コロナ変異種の現在の状況は?(忽那賢志Yahoo個人2020/12/27)
コロナ変異株にワクチンは効くのか(小野昌弘Yahoo個人2020/12/27)
英国と世界がコロナ変異株に警戒する理由(小野昌弘Yahoo個人2020/12/26)
イギリスの新型コロナ変異ウイルスは何が問題なのか(忽那賢志Yahoo個人2020/12/21)
【ごく一部のみ引用】

イギリスの変異ウイルス(VUI 202012/01)は、スパイク蛋白に複数の変異がみられるのが特徴。これまでのウイルスよりも感染性が高く、再生産数(R)を 0.4 以上増加させ、最大 70%感染性が増加する可能性が示唆。現時点では、この変異ウイルスに感染することで、これまで以上に重症化するという情報はない。
現在は、スパイク蛋白の614番目のアミノ酸残基がアスパラギン酸(D)からグリシン(G)に置き換わる変異で感染性が増した「G614(D614G)」と呼ばれるウイルスが世界で流行している主流の株。
新型コロナウイルスは常に変異をしており、これまでのところ、月に1~2回程度のペースで変異を繰り返してきた。現在のウイルスの多くは、1月に中国で見つかったウイルスとは約20箇所の変異が蓄積されてきている計算になる。イギリスの変異ウイルスVUI 202012/01は29もの変異が確認されており、これは通常想定されていた変異よりも早い速度で変異が起こったことが示唆されている。


ミンク由来の新型コロナウイルス変異株は何が問題なのか(忽那賢志Yahoo個人2020/11/15)
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2.次項以降以外の個別情報

新型コロナの症状、経過、重症化のリスクと受診の目安(2021年4月)(忽那賢志Yahoo個人2021/4/3)

新型コロナとインフルエンザ、かぜ、アレルギー性鼻炎・結膜炎との症状の違い

無症候性感染者の占める割合

呼吸器以外の新型コロナの症状

アメリカでの373,883人の新型コロナ患者の臨床症状

新型コロナの時間経過と後遺症の症状


新型コロナ 無症候性感染者の特徴は?占める割合や周囲への広げやすさについて(忽那賢志Yahoo個人2021/2/27)
【小見出しとごく一部のみ引用】

  • 無症候性感染者とは?
  • 無症候性感染者が占める割合は?
    33%の人が無症候性感染者ではないかとされています。
    おそらく年齢が若い人ほど無症候性感染者になりやすいのではないかと考えられます。
  • 無症候性感染者からも感染する?
    感染者のうち無症候性感染者が占める割合を3割と仮定した場合、新型コロナ感染者のうち、
     ①無症候性感染者(一貫して症状がない人)からの感染:24%
     ②発症する前の感染者からの感染:35%
     ③発症した後の感染者からの感染:41%
    と試算されています。
    症状がない人からの感染、という意味では①と②を合わせると59%を占めています。
  • 無症候性感染者や発症前の感染者からの感染を広げないためには?


緊急事態宣言から1ヶ月 なかなか入院患者や重症者が減らないのはなぜ?(忽那賢志Yahoo個人2021/2/6)
新型コロナの後遺症Q&A どんな症状がどれくらい続くのか(2021年1月)(忽那賢志Yahoo個人2021/1/31)
新型コロナから回復し退院・療養解除となった人から感染することはないのか?(忽那賢志Yahoo個人2021/1/30)
症状、予防、経過と治療… 新型コロナウイルス感染症とは? 現時点で分かっていること(2021年1月)(忽那賢志Yahoo個人2021/1/24)

コロナウイルスによる感染症の種類と比較

新型コロナウイルス感染症の経過

年齢・基礎疾患による入院・死亡リスク

新型コロナの治療の考え方

発症前後の新型コロナの感染性の推移360W


医療が逼迫しているのは民間病院のせいなのか?(忽那賢志Yahoo個人2021/1/17)
新型コロナ 自宅療養中の過ごし方、注意したい異変、問い合わせした方が良い症状の目安(忽那賢志Yahoo個人2021/1/16)
2度目の緊急事態宣言に意味を持たせ、1ヶ月で終わらせるためには(忽那賢志Yahoo個人2021/1/10)
新型コロナ 世界と日本の流行状況(2021年1月)(忽那賢志Yahoo個人2021/1/9)
新型コロナの症状、経過、重症化のリスクと受診の目安(2021年1月)(忽那賢志Yahoo個人2021/1/8)
子どもと新型コロナ 知っておきたい大事なポイント(忽那賢志Yahoo個人2021/1/6)
西村大臣と医療の現場から、医療崩壊を防ぐための年末年始の過ごし方についてのお願い(忽那賢志Yahoo個人2020/12/31)
年末年始は大事な人を守るために家で過ごしましょう(忽那賢志Yahoo個人2020/12/29)
コロナ患者を受け入れている病院が一部に限られていて、受け入れようとしない急性期病院があるのは事実です(高山義浩Facebook2020/12/29)
医療現場から見る新型コロナ(坂本史衣Yahoo個人2020/12/24)
3密対策の「適切な換気」方法 一般家庭での目安は(忽那賢志Yahoo個人2020/12/24)
新型コロナの「真実」 大切な人や社会を守るには(武藤義和WEDGE Infinity2020/12/21)
【小見出しのみ引用】

  • 新型コロナの感染をコントロールしにくい理由
  • 「重症化」「後遺症」……不安を煽る報道ばかり
  • 「感染経路」と「感染予防」押さえておきたいポイント
  • 一人ひとりの感染予防こそ新型コロナ打倒の鍵


新型コロナ 公衆トイレを使用する際に気をつけるべきことは?(忽那賢志Yahoo個人2020/12/16)
東京都の新型コロナの状況 個々人の努力に頼った新型コロナ対策は限界にきている(忽那賢志Yahoo個人2020/12/12)
年末年始に移動する人のために 交通機関を使用するときの感染対策のポイントは(忽那賢志Yahoo個人2020/12/9)
世界最初の症例から間もなく1年 本当は新型コロナはいつから世界に広がっていたのか(忽那賢志Yahoo個人2020/12/6)
高齢者・持病のある人のGoTo除外は新型コロナの感染対策として妥当なのか(忽那賢志Yahoo個人2020/12/2)
年末年始に帰省を予定されている方々へ コロナ感染対策、3つの注意点(高山義浩Yahoo個人2020/12/1)
新型コロナの診療に関わる医療従事者の精神的な負荷について(忽那賢志Yahoo個人2020/11/28)
新型コロナによる医療崩壊で何が起こるのか(忽那賢志Yahoo個人2020/11/21)
COVID-19 感染予測 (日本版) (Googleによる感染予測)
新型コロナ第3波はすでに医療機関を逼迫させつつある(忽那賢志Yahoo個人2020/11/14)
テレワークはコロナの感染リスクを減らす、という海外からの報告(忽那賢志Yahoo個人2020/11/8)
妊娠と新型コロナQ&A 重症化のリスクは?出産への影響は?母乳はあげてもいい?(忽那賢志Yahoo個人2020/11/7)
全国で新型コロナ患者が再増加の気配 欧州のような大流行を避けるためには(忽那賢志Yahoo個人2020/11/1)
コロナ禍で減っている感染症と変わらない感染症 その要因を感染症専門医が考察(忽那賢志Yahoo個人2020/10/25)
日本からの新型コロナ後遺症の報告 約2割が発症約1~4ヶ月後に脱毛の症状も(忽那賢志Yahoo個人2020/10/24)
入国規制緩和による新型コロナの拡大を防ぐためにはどうすればよいのか(忽那賢志Yahoo個人2020/10/18)
高齢者施設でのコロナ集団感染を防ぐには(高山義浩Yahoo個人2020/10/7)
冬の方が新型コロナは流行しやすいのか? 気温や湿度と新型コロナとの関係(忽那賢志Yahoo個人2020/10/4)
舛添氏の言うように病院内クラスター発生は「気の緩み」によって起こるものなのか 一医療従事者からの反論(忽那賢志Yahoo個人2020/10/3)
Go To トラベル 10月1日から東京も対象に 安全に旅行を楽しむ「ずらし旅」とは?(忽那賢志Yahoo個人2020/9/27)
どうなればコロナは終息するのか 再感染例の続発やブラジルでの抗体陽性率低下は何を意味するのか?(忽那賢志Yahoo個人2020/9/26)
メガネをかけていると新型コロナに罹りにくくなる、という仮説(忽那賢志Yahoo個人2020/9/21)
飲食店での食事は新型コロナ感染のリスク Go To Eatキャンペーンを安全に利用するためには(忽那賢志Yahoo個人2020/9/19)
新型コロナ 海外でも第2波は第1波より致死率が低いのはなぜか?(忽那賢志Yahoo個人2020/9/12)
Withコロナ時代の安全なセックスとは?(忽那賢志Yahoo個人2020/9/6)
新型コロナ患者が「全員入院」でなくなることのメリットとデメリット(忽那賢志Yahoo個人2020/9/5)
新型コロナ 重症化しやすい人は? 肥満、男性、糖尿病、喘息などそれぞれのリスクについて(忽那賢志Yahoo個人2020/8/30)
Withコロナ時代に迎えるインフルエンザシーズンはどうなる?(忽那賢志Yahoo個人2020/8/22)
コロナがコロナ以外の疾患に与える影響(忽那賢志Yahoo個人2020/8/16)
薄毛の人はコロナが重症化しやすい?(忽那賢志Yahoo個人2020/8/10)
新型コロナ国内レジストリ 2600人の患者の中間解析データから何が分かるのか(忽那賢志Yahoo個人2020/8/9)
国内旅行は新型コロナ拡大のリスク Go To トラベルを安全に楽しむには(忽那賢志Yahoo個人2020/8/2)
新型コロナが弱毒化しているという根拠はない(忽那賢志Yahoo個人2020/7/27)
大雨後の感染症、避難所での感染対策について(忽那賢志 Yahoo個人 2020/7/4)
活動を再開すれば、いずれウイルスは持ち込まれる(高山義浩Yahoo個人2020/6/11)
目標は患者数ゼロではなく、大流行させないこと(高山義浩Yahoo個人2020/6/8) 
ペットなどの動物と新型コロナウイルス(忽那賢志Yahoo個人2020/5/31)
「消毒剤噴霧」「空間除菌」の効果は証明されておらず、人体に有害な可能性あり(忽那賢志Yahoo個人2020/5/30)
「コロナに罹ったら14日で復職OK」は安全な基準か?(忽那賢志Yahoo個人2020/5/4)
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3.治療薬、ワクチン、免疫関連

(ワクチン関連は別エントリー新型コロナに対して世界初の使用許可を取得したmRNAワクチンに移設しました。)

風邪の免疫が新型コロナの重症化を防ぐ、という仮説(忽那賢志Yahoo個人2021/3/7)

ヒトコロナウイルスと新型コロナウイルスは近縁にある


新型コロナに罹ったら、解熱薬としてロキソニンなどのNSAIDsは飲まない方が良い?(忽那賢志Yahoo個人2021/3/6)
ロキソニン(ロキソプロフェン)、ブルフェン(イブプロフェン)、アセトアミノフェン(タイレノールAやバファリンルナJ)
新型コロナの治療薬としてイベルメクチンを現時点で承認すべきか?(忽那賢志Yahoo個人2021/2/28)
新型コロナで入院したらどんな検査・治療をうける?(忽那賢志Yahoo個人2020/11/29)
本当にレムデシビルは新型コロナに効かないのか WHOの推奨の背景は?(忽那賢志Yahoo個人2020/11/23)
新型コロナ治療薬の現在 結局レムデシビルは効くのか?トランプ氏に使われたモノクローナル抗体の効果は?(忽那賢志Yahoo個人2020/11/3)
風邪に罹ると新型コロナに罹りにくくなる?(忽那賢志Yahoo個人2020/10/31)
血液型と新型コロナとの関係 O型の人は感染しにくく重症化しにくい?(忽那賢志Yahoo個人2020/10/17)
インフルエンザワクチン接種開始 今年は流行ってないけど打った方がいい?(忽那賢志Yahoo個人2020/10/1)
国内でも臨床研究開始 新型コロナ 回復者血漿療法とは?(忽那賢志Yahoo個人2020/9/27)
結局、新型コロナに罹ったらロキソニンやイブプロフェンは飲まない方が良いのか(忽那賢志Yahoo個人2020/9/22)
初の新型コロナ薬物療法ガイドラインが公開(Medical Tribune 2020/9/10)
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新型コロナ BCG仮説の現在 予防効果は証明されたのか?(忽那賢志Yahoo個人2020/9/6)
新型コロナ再感染者の報告 どう解釈すれば良いのか(忽那賢志Yahoo個人2020/8/29)
「この薬はコロナに効く?」 過熱する報道、新たな薬の知見に触れる際に注意すべきこと(山本健人Yahoo個人2020/5/3)
早期承認見込み 新型コロナ治療薬レムデシビルの有効性は?(忽那賢志Yahoo個人2020/5/2)
アビガン 科学的根拠に基づいた議論を(忽那賢志Yahoo個人2020/4/25)
【小見出しと一部のみ引用】

  • アビガンに関する報道への違和感
    クドカン、石田純一
  • アビガンを飲まなくてもほとんどの新型コロナ患者は良くなる
    もはや「新型コロナにアビガンを使って当たり前」くらいのコンセンサスが得られようとしていることに、医療者として危機感を覚えます。
  • アビガン(ファビピラビル)とは
    西アフリカでのエボラ出血熱のアウトブレイクの際にアビガンの治療効果が検討されていますが、明らかに有効とまでは言えない結果となっています
  • 新型コロナウイルス感染症に対するアビガンの効果は?
  • 科学的根拠とは
    新型コロナウイルス感染症に対するアビガンのこれまでの知見をこのピラミッドに当てはめると以下のようになります(ただしランダム化比較試験は査読前であることに注意が必要です)。
    エビデンスレベルにはいくつかの階層02
    私は「アビガンが効かない」と言っているわけではありません。
    効くのかもしれませんし、むしろ効果が証明されてほしいと心から思っています。
    しかし、それを検証するためにはまだ十分なエビデンスがない、ということです。
  • 「アビガンを使ってください」とおっしゃる患者さんが増えています
    ニュースなどであたかもアビガンが新型コロナに効くかのように紹介されていれば、患者さんもそのように思うのは当然とは思いますが、催奇形性のある薬剤でもあり安易に使用できる薬剤ではありません。
    日本感染症学会は新型コロナウイルス感染症の治療の対象として、

    • 1. 概ね 50 歳未満の患者では肺炎を発症しても自然経過の中で治癒する例が多いため、必ずしも抗ウイルス薬を投与せずとも経過を観察してよい。
    • 2. 概ね 50 歳以上の患者では重篤な呼吸不全を起こす可能性が高く、死亡率も高いため、低酸素血症を呈し酸素投与が必要となった段階で抗ウイルス薬の投与を検討する。
    • 3. 糖尿病・心血管疾患・慢性肺疾患、喫煙による慢性閉塞性肺疾患、免疫抑制状態等のある患者においても上記 2 に準じる。
    • 4. 年齢にかかわらず、酸素投与と対症療法だけでは呼吸不全が悪化傾向にある例では抗ウイルス薬の投与を検討する。

    となっており、学会は必ずしも全ての患者さんにアビガンを含む薬剤の投与を推奨していません。
    もう少し科学的根拠が揃うまでは「新型コロナにアビガンが効いた」と思わせるような報道は控えていただきたいものです。


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4.マスク関連

感染防止のために「二重マスク」にすべきなのか?(忽那賢志Yahoo個人2021/2/13)
医療現場から見る新型コロナ(坂本史衣Yahoo個人2020/12/24)
マスクやフェイスシールドの効果


私たちはなぜマスクを着けているのか? コロナ時代の新しい概念「ユニバーサルマスク」とは?(忽那賢志Yahoo個人2020/12/21)

マスクの種類と飛沫の濾過効果の違い


マスクが新型コロナの「重症化」を防ぐという仮説と、その後の議論や新たなエビデンス(忽那賢志Yahoo個人2020/10/25)
新型コロナ対策  フェイスシールド・マウスシールドってどうなの?(坂本史衣 2020/10/12 Yahoo個人)

マスクに比べると、フェイスシールドの飛沫拡散防止効果は低そうだということが、いくつかの実験から分かってきました。
マスクを着けることができない方(手話通訳の方やその他の事情がある方)が、次善の策としてフェイスシールドを着けるのは仕方のないことです。ただ、マスクと同等の効果は期待できないものと考えて、人との距離を空けるなどの配慮をできる範囲で行うことは必要かと思います。人と人との距離を空けられるなら、そもそもマスクもフェイスシールドも不要です。
顔に密着しておらず、口元しか覆わないマウスシールドは、マスクの代わりにはならないと考えてよさそうです。


マスク着用による新型コロナの感染防止効果について(忽那賢志Yahoo個人2020/10/10)
航空機内ではマスクを着用した方が良いのか?(忽那賢志Yahoo個人2020/9/9)
WHOがマスクに関する方針転換 無症状者のマスク着用によるエビデンス(忽那賢志Yahoo個人2020/6/6)
【小見出しと一部のみ引用】

6月5日、WHO(世界保健機関)は症状がない人に関するマスク着用の推奨に関し方針転換を行いました。
この方針転換にはどういった背景があるのでしょうか。
これまでの経緯と、無症状者がマスクを着けることによる現時点でのエビデンスをまとめました。

  • これまでは概ね「症状のある人=感染性あり」だった
    WHOはこれまで「症状がある人のみマスク着用を推奨」という立場をとっていました。
    これは、新型コロナ以前に知られていた呼吸器感染症(咳などの飛沫から広がる感染症)は症状が出てから感染性が出るという原則に則ったものです。
    季節性インフルエンザの発症前後の感染性の推移
    例えばインフルエンザは、発症直前からもウイルスを排出してはいますが、感染性のピークは発症から1日後です。
  • 新型コロナは発症前に感染性のピーク
    新型コロナの発症前後の感染性の推移
    新型コロナウイルス感染症では、発症前に感染性のピークがあり、発症前の無症状の時期から周囲にうつしているというデータが集積してきました。
    新型コロナの感染伝播の総量を100とすると、この発症前の無症状者からの伝播が45%、そして無症状のまま経過する無症候性感染者からの伝播が5%ということで、合計50%は無症状者からの伝播であることが分かっています。
    感染した日からの感染性の推移
  • 会話や呼気でも飛沫が発生する
    当然ながら発症前の時期、あるいは無症候性感染者では咳やくしゃみなどの症状はみられません。
    ではどうやってこの「発症前の時期」あるいは「無症候性感染者」から感染するのでしょうか?
    以下はNew England Journal of Medicineに掲載された動画です。会話によって発生する飛沫をレーザー光を当てることで可視化したものです。
    (略)
    「咳で発生する飛沫の量と会話で発生する飛沫の量は大きくは変わらない」とする研究もあり、これらのことから症状がなくても会話などで新型コロナが伝播する可能性が示唆されます。
    マスク着用の有無による呼気中のコロナウイルスの量の違い
    実際に、少なくとも1人以上の感染者が出た家族のうち、最も感染が広がりにくかった要因は「発症前からのマスク着用」であったとする報告も出ています。
    日本でもご存知の通り5月4日からPDF「新しい生活様式」として屋内では無症状者もマスクを着用することが推奨されています。
  • 屋外でのマスク着用は危険なことも
    マスク着用が推奨されるのはいまのところ換気が不十分となりやすい屋内混雑した交通機関内のみであり、屋外でのマスク着用を推奨しているものではないことにご注意ください。
    屋外でのマスク着用は熱中症のリスクもあり注意が必要です。
    また日本小児科医会は窒息や熱中症のリスクが高くなるとして2歳未満の子どものマスク使用は不要でありむしろ危険という声明を発表しています。2歳未満でなくとも小さいお子さんや心肺機能が低下した方のマスク着用には十分注意しましょう。


続・症状がない人もマスクをつけるべきか?忽那賢志Yahoo個人 2020/5/5)
【小見出しと一部のみ引用】

前回に引き続き無症状であってもマスクを着用する意義について、もう少し踏み込んで書きたいと思います。

  • 新型コロナの感染性のピークは「発症2日前」
    季節性インフルエンザ、SARS、新型コロナの一次感染例と二次感染例との時間的関係
    インフルエンザは発症から1日後、SARSは発症から10日後頃に感染性のピークが来ます。
    これに対し、新型コロナは発症2日前に感染性のピークがあることが分かっています。
  • 会話や呼気でも飛沫が発生する
    インフルエンザは発症から1日後SARSは発症から10日後頃に感染性のピークが来ます。
    これに対し、新型コロナは発症2日前に感染性のピークがあることが分かっています。
    「咳で発生する飛沫の量と会話で発生する飛沫の量は大きくは変わらない」とする研究もあり、これらのことから症状がなくても会話などでも新型コロナが伝播する可能性が示唆されます。
  • それでもマスクは万能ではない
    マスクは「自分から他者」への感染には予防効果がありますが「他者から自分」への予防効果については科学的根拠が不十分です。
    新型コロナウイルスは口や鼻だけでなく目からも感染すると考えられています。
    よく鼻や口を手で触ってしまう人にとってはマスクを着用するメリットがありそうですが、逆にウイルスで汚染しているマスク表面を触った手で目や鼻を触ることで感染してしまうこともあるかもしれません。
    自身の予防のためにはマスク着用以上に、手洗いをこまめに行うことが重要です。
  • 羽海野チカ先生のポスターの話をしたいだけなのでは?
    そろそろ皆さんも「この筆者は羽海野チカ先生のポスターの話をしたいだけなのでは?」と思ってきた頃ではないかと思いますが、完全にその通りです。


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5.PCR検査・抗体検査・抗原検査関連

安価な新型コロナPCR検査センターの課題 陽性だったが対応がとられず重症化した事例も(忽那賢志Yahoo個人2020/12/19)
新型コロナの「検査陽性率」はどのように解釈すれば良いか(忽那賢志Yahoo個人2020/12/13)
「検査を増やせば新型コロナ感染者を減らせる」は正しいのか? 疫学の専門家に聞きました(岩永直子BuzzFeed2020/9/24)
新型コロナウイルス 検査のギモンに答えます(監修:忽那賢志Yahoo2020/8/18)
唾液による抗原検査が保険適用に メリットとデメリット(忽那賢志Yahoo個人2020/6/30)
唾液がPCR検査の検体として使用可能に 利点と欠点(忽那賢志Yahoo個人2020/6/2)
抗体検査・抗原検査・PCR検査 どう使い分ける?(忽那賢志Yahoo個人2020/5/17) 別エントリーに紹介情報があります。
個人でのPCR検査キットの使用は控えましょう(忽那賢志Yahoo個人2020/4/22)
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6.メディア・報道関連

新型コロナを巡る報道、感染症専門医からどう見えた? 忽那賢志さんに聞くメディアの在り方(news HACK2020/12/22)
左翼メディアと煽り系専門家たちの罪 ~ 日本モデル vs.西浦モデル2.0の正念場⑦(篠田英朗アゴラ2020/8/25)
致死率と死亡率を混同 危機煽るワイドショー(藤原かずえHanadaプラス2020/6/2) 

以上の情報より古いものは、別エントリーコロナウイルスとは、COVID-19・SARS・MERS・新型インフルエンザの比較にあります。
[ 2021/04/03(土) ] カテゴリ: COVID-19関連 | CM(0)
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